AR-Exの提言

AR-Exの提言

―2016—

AR-Exの誕生から、本年で13年が経ちました。その間、一貫してAR(関節鏡視下手術)とR-E(リハビリテーション)、Ex(運動療法)に特化した整形外科疾患の治療や予防を行ってきました。年々、同じ志を持った仲間は増え、現在では約200人以上のグループへと成長し続けております。近年においては、今まで外注していたものを、AR-Ex内部で作った方が良いと判断した分野も取り入れ始めております。例えば、高い読影技術を持つ放射線科医師を筆頭とした、放射線チームを作り、即時に高い技術の画像診断を可能にしたり、AR-Ex独自のブレース(装具)を作製するための装具チームを作り、製作からフィッティングまでフォローできるスタッフが多く生まれました。

Arthroscopy —関節鏡視下手術—

上肢は肩・肘から手関節、下肢は股・膝から足関節まで行っております。本年から脊椎内視鏡も開始し、それぞれの専門医を全国から集めて治療に当たっております。特に脊椎PEDと言う、日本に20人程度しかいない最小侵襲の内視鏡技術のライセンスを持った、吉原医師が昨年の暮れから入職されました。これによりAR-Exグループ内で、整形外科領域における全関節の関節鏡視下手術が可能となりました。

Rehabilitation —リハビリテーション—

全国から若い理学療法士やトレーナーが集まり、院内治療からスポーツフィールドまで幅広く活動し、日々多くの知識や技術の研鑽を積んでおります。可能な限り手術に至らないように、保存療法としてのリハビリテーションを徹底します。関節鏡視下手術が必要な患者さんに対しては、術前後のきめ細やかな身体評価と綿密な治療計画によって、最良の状態に回復するためのリハビリテーションを目指しております。

Exercise —運動療法—

トレーナーを中心として、柔道整復師・鍼灸師も加わり、傷害の再発予防に努めております。また患部以外のトレーニングとして、運動連鎖理論を取り入れ、患者さんの体の弱い部分を強化し、傷害の予防にも努めております。またPCC(パーソナル コンディショニング センター)を各クリニックに併設し、各スポーツ種目の選手や愛好家に対して、それぞれの競技レベルや競技特性に応じた運動療法を行っております。

AR-ExはMedical Groupとして、現在6つのクリニックで構成され、それぞれが特色を持って運営されております。出来るだけ患者さんに負担をお掛けしないように、お住まいや勤務先等の希望地から近いところで、治療を受けて頂きたいと考えております。

手術が必要な場合は、グループ内のWeb環境を駆使し、関節鏡視下手術が行えるアレックス尾山台整形外科と各クリニックにおいて、患者さんの情報共有を徹底しております。

関節鏡視下手術ならではの短期間入院が可能になっており、情報共有を継続して地元のクリニックに治療情報が伝達されます。


 

今年のAR-Ex

―2016—

AR-Exは、以下の施策によって、一人一人の患者さんに、よりきめ細やかな治療を行っていきたいと考えております。

  1. AR-Ex尾山台整形外科に隣接する形で、脊椎疾患に特化した治療を行うクリニックを創設いたします。本年12月頃の開院予定です。
  2. 脊椎クリニック設立に先んじて、AR-Ex尾山台整形外科にて脊椎内視鏡手術(PED)を開始しております。最小侵襲の手術であるため、スポーツ選手の早期復帰にも大きく役立ちます。
  3. グループ全体の患者さんの医学情報を一括管理するリサーチセンターを創設いたします。毎日どの様な障害の患者さんが来院し、どの様な治療を行っているのか、医学的統計を分析する場所として機能します。またこのデータを学会等にて報告し、最新の治療法や我々の治療法の是非について検証していきます。
  4. 得意とするスポーツ整形外科治療に関しては、平田医師を筆頭に横断的研究チームを強く推し進めていきます。スタッフの専門性を各部位別、各スポーツ種目別のチームで構成し、患者さんそれぞれのニーズに合った、きめ細やかな治療を行っていきます。研究の一環として、超音波検査機器を用いた治療を各クリニックの必須項目として行っております。
  5. PCCの再構築を行います。治療終了後も、一生元気に好きなスポーツや趣味を行いながら、メタボ予防(ダイエット)を含めた健康状態を維持して頂くための、パーソナルコンディショニングのシステムを構築いたします。
  6. インフォメーションセンターを創設いたします。グループ全体の患者さん情報を一括管理して、出来るだけ各クリニックでの受付業務が直接対応になるようにいたします。
  7. トレーナー等の専門職のより密なるサービスの提供のために、訪問ストレッチや電子媒体を使用したパーソナルサービスの確立を目指し、準備を進めています。

2016年も御指導、御鞭撻のほど宜しくお願いいたします。

                      2016年1月1日  林 英俊