第45回長野県理学療法学術大会 発表報告
日時:平成28年6月19日(日)
会場:篠ノ井市民会館
演題:非特異的腰痛を仙腸関節機能障害と評価して介入した症例〜疼痛除去テストを用いて〜
腰痛の85%は原因がわからないもの(非特異的腰痛)と言われています。
今回非特異的腰痛に対して疼痛除去テストという評価を行いました。
非特異的腰痛の痛みを改善させるには、痛みがどの組織からどのように生じているかを詳しく評価して、
どのような種類の腰痛かを調べる必要があると過去の研究から報告されています。
今回は疼痛除去テストを含めた様々な評価を行い、仙腸関節という骨盤にある関節に機能的に問題があると評価をしました。
疼痛除去テストという評価を用いたことで問題点を整理することができました。
そのため分類に応じた理学療法介入を行うことができ経過良好な治療成果を上げることができました。
原因がわからない腰痛の問題点を詳しい評価から見つけることで早期から的確な治療へとつなげることができます。
今後も患者さんが抱える痛みを早い段階で減らせることができるように精進してまいります。