第6回日本アスレティックトレーニング学会学術集会 参加報告

7月22〜23日に軽井沢プリンスホテルで行われた第6回日本アスレティックトレーニング学会学術集会に参加してきました。

当法人からは都立大整形外科クリニックの山田亮治トレーナーと佐藤三奈子トレーナー、AR-Ex尾山台整形外科の志保澤卓成トレーナー、脊椎クリニックの神長涼トレーナーの4名による演題発表がありました。
志保澤、神長両トレーナーは超音波診断装置を用いてトレーニング中の筋肉の活動動態を調べ、実際に鍛えたい筋肉が収縮しているか、超音波で確認しながら行なうことの有用性を発表しました。山田、佐藤両トレーナーは体操競技における外傷調査を報告しました。

今回学会に参加して印象深く感じたのは、トレーナーの学会だけあってスポーツ現場や選手の立場にたった意見が多くあり、厳密な方法論によって成り立つ科学的研究よりも実践的な研究を行い、その結果が普遍的なものでなかったとしても形にして世に示していくことを勧める姿勢でした。スポーツ現場で選手や監督とコミュニケーションをとる場面において、トレーナーの主観的な情報をもとにやりとりするよりも、客観的なデータを示すことの方が、選手も耳を傾けてくれます。そういった客観的なデータを示していくことで、選手の身体の現状はどういう状態なのか、パフォーマンスアップやケガの予防にどのようなトレーニングが大事なのかなど、より有用な情報を提供できると思います。

今後も選手や患者さんのために努力して参ります。