大腿骨頭すべり症(股疾患)
〜下記の内容は疾患ごとの一般的な内容です〜 下記は      様オリジナルの内容です。
  だいたいこっとうすべりしょうち
 大腿骨頭すべり症
・股関節の痛み
・関節の動きが悪くなる
・歩行障害
 成長期である小児期には、大腿骨頭の成長軟骨層の一部である骨端線(成長軟骨の最後の部分が線状になっている)と呼ばれる部分が存在します。その部分は、骨成長が終了すると均一で強固な骨になりますが、成長が終了する直前には逆に薄くなっていて、力学的負荷に対して障害を受けやすい状態になっています。
 小学校高学年から中学生までの男子に多く、肥満や内分泌異常が原因の場合がありますが、はっきりしない場合もあります。
 外力により股関節に近い大腿骨頭の骨端線がずれることで痛みが生じます。
※正面X線像だけでなく大腿骨側面像を撮影しないと診断がつかない場合があります。側面像をとる際には、反対側のX線像も撮影し、比較することも重要です。
投薬 患部の炎症、痛みを抑える
固定 患部の負担を軽減・保護する 
徒手療法 関節可動域の確保・維持
運動療法 周囲筋を柔軟にし強くする
※大腿骨頭すべり症は小児の成長期の病気であり、正確に整復された場合には、骨成長が終了したあとに障害が発生することはありません。
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