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『僧帽筋』とは、首の後ろから背中にかけて肩甲骨を覆っている大きな筋肉のことで、“僧侶がかぶる帽子(頭巾)に似た形をしている”ということから、この名前がつけられています。この筋肉は3つに分かれており、肩甲骨を安定させるために様々な働きをし、首や肩関節の動きをサポートする役割もあるため、とても負担のかかりやすい筋肉です。
この筋肉に何らかの原因で過度に負担がかかり炎症が起こることを『僧帽筋膜炎』と言います。生まれ持った骨格や普段の姿勢が深く影響していることが多く、頚椎の前方への彎曲が少ない方や、一般的にいう“なで肩”や“いかり肩”の方、また、デスクワークの仕事などで、首を前に倒した状態(下向き)が長く続くことが多い方に起こりやすい疾患です。 |
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