上方関節唇損傷(SLAP lesion)(肩疾患)
〜下記の内容は疾患ごとの一般的な内容です〜 下記は      様オリジナルの内容です。
  じょうほうかんせつしんそんしょう
 上方関節唇損傷(SLAP lesion)
投球動作時なとじの肩の痛み

・野球のボールを投げるときに痛い
・バレーボールを打つときに痛い
など日常生活では問題はないが、運動時に痛みが起こる
 『SLAP』とは肩の関節の中にある上方関節唇のことをいい、投球動作などの繰り返しなどで損傷し、「投球障害肩」の1つです。関節唇には、上腕二頭筋腱が付いており、ボールを投げる際の上腕二頭筋腱への牽引力や、肩関節にかかるせん断力(ねじれの力)などによってストレスがかかり、損傷や痛みが生じるとされています。特に投球動作のコッキング期(振りかぶった状態)からアクセレレーション期(ボールを離す前まで)に痛みが生じます。
※肩の痛みの原因には他の病態も疑われることが多く、同様な症状があっても上方関節唇に問題がない場合もあります。上方関節唇が損傷されているかどうかはMRI検査等で正確に診断します。
運動療法に重点を置いています。
 単純レントゲン撮影の他に超音波検査(エコー検査)を行い、患部の状態を精密に診断します。
投薬・注射 患部の炎症を抑える
物理療法・徒手療法 筋肉の過緊張を和らげる
関節の可動域を改善する
運動療法 筋肉を柔軟にし強くする
(インナーマッスルトレーニングなど)
スポーツ動作指導 投球動作などのチェック、指導
保存療法の効果がみられない
関節鏡視下手術
※『関節鏡視下手術』は傷が少なく済むため、従来の手術法よりも早期回復が可能です。
診察部門から

リハビリ・運動指導部門から
アレックス メディカル グループ http://ar-ex.jp