三角線維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)(手・手指疾患)
〜下記の内容は疾患ごとの一般的な内容です〜 下記は      様オリジナルの内容です。
  さんかくせんいなんこつふくごうたいそんしょう
 三角線維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)
手首(特に小指側)から手の甲にかけての痛み

・ドアノブを回すときに痛い!
・重たいものを持ち上げるときに痛い!
・手首を動かすと痛い!

⇒手を動かす動作のときに痛みが出現する。
 三角線維軟骨複合体とは、手首の小指側に存在し、手首の運動や支持性に関与するものです。三角形の形をしていて関節円板や靭帯、腱で構成されています。ちょうど膝関節にある半月板のような役割をしているもので、手首の関節に加わる衝撃を緩和させるクッション機能を果たしています。
 手首の捻挫や使い過ぎなどにより、この部分に負担がかかり損傷を受けるほか、加齢による変化が影響して痛みが起こることもあります。
 この症状が起こる方の中には、尺骨(小指側の腕の骨)が橈骨(親指側の腕の骨)に比べて長い、という骨格的な因子を持っている方がいます。これはレントゲン撮影により分かります(詳しくは「尺骨突き上げ症候群」のページをご覧ください)。
 単純レントゲン撮影の他に超音波検査(エコー検査)を行い、患部の状態を精密に診断します。
投薬・注射・固定・
物理療法(必要に応じて)
患部の炎症を抑え、安静を図る
装具療法・テーピング 動作時の負担を減らす
運動療法 患部外の筋を強くし、負担を減らす
患部周囲の筋肉を柔軟にし強くする
症状が強く、緩和がみられない場合
手関節専門医へ紹介
診察部門から

リハビリ・運動指導部門から
アレックス メディカル グループ http://ar-ex.jp