オーバーヘッドスポーツについての最新知見

【第13回 Sports Physical Therapy Seminar 】

肩関節疾患はスポーツ、種目や、各個人によって症状・原因が様々あります。
疾患の定義や病態理解、疼痛発生のメカニズムを確実に理解していなければ
的確な治療は困難であり、最適なリハビリテーションを提供することができません。

最適なリハビリテーションを提供する上で重要なことは、
報告されている腱板損傷、関節唇損傷、投球障害、骨軟骨障害に対する文献レビューを通し、
各疾患の病態・評価方法・診断・治療方法を学ぶことです。

今回は、肩関節疾患の中でも特に疼痛や機能障害が起きやすい
野球やテニス、バレーボール等のオーバーヘッドスポーツを対象とした研修会が開催され、
最新の研究や治療を学ぶために参加しました。

特に今回の研修会で新たな見解として発表されていたのがSLAP損傷に対するMRIの検査精度の低さです。
SLAP損傷を診断するにはMRIよりもMRAが最も適しているという報告がされていました。

また、全体を通して、各疾患に対する保存療法はいまだに明確に決まっておらず、
case by caseで治療を行わざるを得なく、先に述べたように、
症状・原因が様々あるため一概にこれといった治療方法は決められないということでした。

研修詳細:オーバーヘッドスポーツの肩関節疾患治療の科学的基礎
日時:平成29年3月26日(日)9:20~16:30
場所:横浜市教育会館
参加者:吉澤 雄斗(PT)

今回の研修を終え、肩関節の障害や治療方法の理解を深めることができました。
今回得た技術や知識をもとに、より適切な治療を提供できるよう今後も研鑽していきます。

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