腓骨筋腱・脱臼

腓骨筋腱・脱臼 ひこつきんけん・だっきゅう 印刷用ページ
外くるぶしの後下方の痛み、腱(すじ)の脱臼感
小指(足)の外側、ふくらはぎの外側まで波及することもある

・足首を動かすことで痛い!
・外くるぶしの後ろのすじが外れる感じがする!外れる度に音がする!
・足首の捻挫(外返し)の後に起こった!腫れや内出血がある!
『腓骨筋』は、すねの骨から足の指にかけて付いている筋肉で、主に後外側に位置しています。「長腓骨筋」「短腓骨筋」に別れており、足首を下に向けたり、小指側が反るように足首を外に返すような働きをします。この2つの筋肉は、細い腱になって外くるぶしの後下方を滑車にするようにして走行していて、そこにはこの腱の通る溝があります。スポーツや長距離歩行による足首の運動によって、この腱溝の部分で頻回に摩擦力が起こり『腓骨筋炎』を起こします。足関節の捻挫後の不安定性がある場合、より大きな負担がかかりやすくなります。

また『腓骨筋脱臼』は、生まれつき腱が通る溝が浅くなっている場合や、ケガ(スキーなどに多い)などで足首に大きな外力が加わりこの腱を抑えている支帯(鞘のようなもの)が損傷することで、腱があるべき位置から脱臼して起こります。足首を動かすことでまた元の位置に戻りますが、歩くたびに腱が外くるぶしの上をいったりきたりするなどの反復性脱臼に伴い、腓骨筋が外果に乗り上げてしまい疼痛が生じます。上記に述べたように、外くるぶしの後下方には長腓骨筋腱と短腓骨筋腱の2本が走行していますが、浅層にある長腓骨筋腱の単独脱臼が多くみられます。
単純レントゲン撮影の他に超音波検査(エコー検査)を行い、患部の状態を精密に診断します。
投薬・固定・免荷・物理療法 患部の炎症を抑える
装具・テーピング療法 筋腱の負担を軽減する
運動療法 筋肉を柔軟にし強くする
明らかな腱の脱臼がみられ、
症状が強い場合
手術療法
腓骨筋支帯の縫合術・骨制動術等