足関節捻挫 トレーニング①

足関節捻挫

受傷早期に必要な運動療法

受傷後2~3日して安静時痛や熱感が治まってきたら、足関節背屈制限や腫れを吸収するために、足指の開閉と足関節背屈を行います。症状が悪化しないよう気をつけて行っていきます。さらに症状が治まってきたら下図のような足指の機能訓練に移っていきます。

足指の機能訓練

グーチョキパー

おはじき

イスに座り体を安定させた状態で、おはじきをひとつづつ足指でつかんで箱に入れていきましょう。つかむことばかりに気を取られず、しっかり開いて・つかんで・しっかりはなすを行います。最初はつかみやすい親指側でつかんでもよいですが、慣れてきたら中指や小指側も使いましょう。使っていない足はしっかり地面につけておきます。片足ですべてのおはじきを箱に入れ終わってから、反対側をおこないましょう。

(例右3セット左3セット)

タオルつかみ(縦)

床に縦に広げたタオルを足指でつかみ手前に手繰り寄せます。一回一回しっかりとつかみ、タオルが手前まできたらまた伸ばして繰り返します。つかむことばかりに気を取られずしっかり広げるほうも意識しましょう。捻挫などで痛みのある場合はイスに座っておこないましょう。(例右10回左10回)

非荷重位でのチューブトレーニング

背屈トレーニング

一端を机などの柱に結んだチューブを足の甲にかけ、つま先を上げる様にしチューブを引きます。この時最大背屈位まで上げ、かかともしっかり動くように注意し、足指だけの運動とならないようにします。

(例20回3セット)

底屈トレーニング

両手で握ったチューブを足の裏にかけ、つま先を伸ばすようにしチューブを押します。受傷早期では足首を伸ばしきらないように注意してください。痛みがひけ安定してきたら、最大底屈位まで下げ(足首を完全に伸ばす)、かかともしっかり動くようにしましょう。こちらも足指だけの運動とならないようにします。

(例20回3セット)

外返しのトレーニング

並べた両足にチューブを巻きつま先を外側に開きます。この時すねの骨が動かないように注意し、足首だけが動くようにしてください。戻す時はゆっくり戻しましょう。外返し捻挫の場合はすぐには行わず、開始時期はトレーナーの指示にしたがってきださい。

(例20回×3セット)

内返しのトレーニング

伸ばした左脚の上に膝を曲げて右足をのせ、チューブを巻きます。この時右足首は伸ばしておきます。左足はしっかり固定し動かない様にし、右足首を外側から内側にかえします。 戻す時はゆっくり戻しましょう。内返し捻挫の場合はすぐには行わず、開始時期はトレーナーの指示にしたがってください。

(例20回×3セット)

足の組み方

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