デスクワークの肩凝り・腰痛の対策と姿勢の注意点 

2020/04/14

新型コロナウイルスの流行により,自宅でデスクワークする時間が増えた方も多いのではないでしょうか?
自宅のリビングやダイニングの机や椅子の高さ、材質など環境で姿勢が変わったことで体の硬さ、おもだるさ、痛みを訴える方も多く耳にします。
では、なぜ姿勢が変わると肩や腰の不調が生じてしまうのでしょうか?

デスクワークの姿勢のポイント

良い姿勢
悪い姿勢

いい姿勢とは左側のように耳たぶ(耳垂)~肩甲骨から延びる庇(肩峰)~座った際に椅子に触れる骨(坐骨結節)までが一直線上にある状態をいいます。いい姿勢は重力の負荷を軽減し,筋肉が効率よく働くことに適しています。右側の不良姿勢では重力を上手く軽減できず,その分筋肉が緊張しすぎてしまうため肩や腰に不調をきたします。

肩こり

①前傾タイプ
②なで肩タイプ

前傾タイプ


頭部が前方へ出ている状態
この状態を継続すると頭を支える首周囲の筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋等)が過剰に働いがてしまい痛み等が生じてしまいます。

対処法:座面を高くする。
お腹とテーブルとの距離を縮める。

なで肩タイプ


パソコンの位置が低すぎる状態
首・肩周囲の筋肉(僧帽筋)が伸張され痛みが生じてしまう。

対処法:クッションまたはタオルを丸めたものを腕の支えとし,頸部・肩周囲の負荷を軽減させる。
 

腰痛

①仙骨座りタイプ
②反り腰タイプ

①仙骨座りタイプ


椅子に対して浅く座り,骨盤が後方に傾いた状態
背中~腰に付着している筋肉が伸張されて腰痛が生じる。

対処方法
・臀部後方にクッションを入れる
・深く座る

②反り腰タイプ


腰が反りすぎている状態
良い姿勢を保とうとして,腰部の筋肉が緊張しすぎてしまい腰痛が生じる。

対処方法:足を台に乗せる。   
椅子に深くかけ背もたれを利用する。

このように姿勢は周囲の環境に大きく左右されます。もちろん姿勢の崩れの要因は環境のみならず、体幹などの動きや筋力が影響します。今後はこれらの不良姿勢に対してのエクササイズをご紹介致します!

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