4.前十字靱帯再建術(ACL)後の大切な確認について |
自分の手術が最高なのかのチェックが大切!!!。
最高の再建はできる限りの解剖学的再建です。 |
現在ACLを受けた患者さんができるだけ完全なスポーツ復帰なパフォーマンスを得るために一番大切だとされている事が靭帯を骨にどこに通すかだとお話ししました。
今回これを実際に検証してみましょう。 |
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われわれが行っている検証方法です。
手術前にMRIとCTより元々ACLが付着しているエリアをコンピューター解析して緑色に着色してます。
下の図は術後にもう一度撮影してその緑色の部分に靭帯を通す穴があいているのか確かめているとおころです。見事に緑色の部分に2本の穴があいているのが見えると思います。 |
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残念ながらこの位置に穴が掘れるのは我々が行っている術式だけだと思います。 |
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この位置は様々な医師が行った再建術後で当院に来られた患者さんを拝見するとそのほとんどが大腿骨側が前・脛骨側が数mm後ろ作成されています。
もちろん私の以前施行していた再建法でもそうです。しかしこの数mmが大問題なのです。
患者さん一人一人の治療から学ばせて頂き最高のものを作り続けなければいけませんね。 |