1.なぜ外来の関節内注射では石灰沈着性腱板炎の痛みは減らないか? |
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今回は関節鏡視下手術専門医からみてなぜ石灰沈着性の腱板炎の痛みがなかなか一般整形外科での治療での注射で効果が厳しい場合も多いかを説明してみます。 |
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写真は腱板を関節鏡で観察している様子です。よーく見てください。
一部ですが盛り上がっているのがわかるでしょうか? |
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さて問題はステロイドなどの注射をどこにすればいいのか?という事になります。 |
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赤枠の部分つまり腱板の一番の表面に注射をしなければならないことがわかります→実はこれは大変な技術力です。 |
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腱板は解剖で4層構造をもっています。このそれぞれの層はいいとこ数mmです。
この第1層に石灰は沈着しているのです。 |
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ここで外来でとても役立つのが超音波ということになるのです。
超音波を用いるとこの数mmの層に的確に注射を打つことも可能です。
エコー外来http://ar-ex.jp/toritsudai/gairai/gairai_4.htm |