喘息、気管支喘息

本邦における気管支喘息による死亡数(喘息死)は1950年頃のおよそ15000人から減少し続け、近年は2000人を割るまでになっています。(それでもまだまだ2000人近くいます)
ここまで喘息死を減少させたのは一つに「吸入薬」特に「吸入ステロイド薬」の登場と普及によるものが大きいと考えられています。
症状が安定していても、気管支の炎症や狭窄の病態は水面下で残存しておりそうした吸入薬治療の継続が必要な場合があることが分かっています。
また、気管支喘息はひとたび発作を起こすと入院が必要になったり、もちろん重症化して致命的となることもあるため日々の継続的な治療が必要です。
長引く咳、特に夜間早朝の咳、気候の変化やタバコの煙の吸入による咳などの症状を認めたり、アレルギー性鼻炎(花粉症)などのアレルギー素因のある方で気管支喘息が疑われる方はご相談下さい。

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