第46回長野県理学療法学術大会

6月18日に長野県松本市で開催されました第46回長野県理学療法学術大会に参加させていただきました。

「非特異的腰痛亜急性期症例と健常者の多裂筋形態の比較」について口述発表を行いました。

今回の発表では腰にある腰部多裂筋(図1)という筋に着目して研究を行いました。

腰部多裂筋は脊椎の安定性に関与するとともに体幹を反らす際に働く筋肉です。

この筋肉が弱くなると脊椎を支える力が不足し、不安定な状態になってしまいます。

腰痛の慢性期では腰部多裂筋は萎縮(筋が細くなっている状態)していると言われています。

急性期から慢性期への移行期に多裂筋の厚さや断面積を超音波診断装置を用いて計測し、形態を調査しました。

図1:腰部多裂筋

結果は急性期腰痛から慢性期腰痛までの移行期に多裂筋の厚み、断面積は健常者と比較して差はありませんでした。

結果から今回の調査した期間では多裂筋の厚みと断面積が回復していた可能性が考えられ、症状の持続期間が多裂筋の形態に影響を与える唯一の要因ではないと考えました。

移行期での筋機能改善は慢性化を防ぐ可能性があり、臨床上有用であると考えます。

今後も学術活動を行い、日頃の臨床に役立てるように努力して参ります。

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