捻挫後の足の外側の痛み、歩行時痛と不安感「足根洞症候群」

2020/03/28

足根洞とは?

足根洞とは、踵骨と距骨によって囲まれた空間で、筒状の構造になっています。周囲には足関節の大切な靭帯が多数存在します。

  

足根洞症候群の原因は?

 足関節を激しく捻挫した際、多くは足関節の外側に存在する前距腓靱帯が断裂します。前距腓靭帯の断裂と同様に周囲の靱帯も損傷を受け、足根洞内に出血を起こします。これが瘢痕組織や線維組織に変わり、踵骨・距骨間の動きの妨げとなり運動時痛の発生原因になります。

足根洞症候群の症状は?

・足関節の前外方の痛み、圧痛
・足関節後方の不安定感
・凸凹道での立位時の痛みや歩行時痛、不安感
・捻挫や外傷後、いつまでたっても痛い 

診断について

足根洞の圧痛、内がえし強制で痛み
局所麻酔薬投与の効果判定

治療について

保存療法
運動療法では下肢筋力訓練、バランスボードなどを用いた後脛骨筋・長短腓骨筋腱の協調訓練を行います。
消炎鎮痛剤の併用します。痛みが強く続く場合は足根洞内にステロイド+麻酔薬注射を検討します。
手術療法
保存療法で改善が見られない場合は手術療法を検討します。
関節鏡視下滑膜切除、脂肪組織・瘢痕組織などの軟部組織を搔爬、距踵関節不安定症の場合は靭帯再建等
長野整形外科クリニック
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