8TH JOSKAS参加報告
7月28日~30日に福岡国際会議場で開催された第8回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(8TH JOSKAS)へ参加させて頂きました。
ACL手術は学会でも多くの議題として取り上げていました。当院でもACL術後患者のスポーツ復帰は大きな課題です。再建グラフトの種類、長さ、
骨孔の位置、大きさ体格、性別、スポーツレベルの違うひとりひとりの患者さんを把握し、最適な時期と強度でリハビリテーションを提供することが再受傷、再断裂しないためにとても大事だと改めて思いました。
また、術後管理として合併症のリスク管理の大切さを再認識しました。深部静脈血栓症では中高年、女性、喫煙歴などのリスク因子が存在します。患者さんが術後、安心・安全にリハビリを継続していくため、リハビリ時のケアも必要と感じました。
学会を通して、最新のトピックを知り、専門分野でご活躍されている先生方の最新の知見を学ぶことができました。また、研究への興味が湧き、今後は膝関節OPE患者のスポーツ復帰率を追跡調査してみたいと思いました。
今回の経験を、臨床や今後の学会発表等で生かして行きたいと思います。
(田中 佑奈)