Q1 |
皆さんは、MRI検査はどこで受けても同じと思われますか? |
A1 |
答えは「NO」です。 MRIの画質を決定する要素は数多く存在します。その一つが機器の性能です。
これは皆さんも納得される事と思います。
現在は3テスラー(テスラーとは磁場の強さの事で、車でたとえるならばエンジンの排気量のようなものです)までの機器が一般臨床に使用されています。現時点で主役となっているのは1.5テスラーのものであり、当院の機器も1.5テスラーのものを使用しています。機器の中には0.2テスラーや0.3テスラーのものもあります。
車の排気量が違えば馬力も変わってくるように、MRIの機器も磁場の強さが異なればその性能も変わってくるものなのです。
ですので、「MRIはどこでもいっしょ」ではありません。 |
Q2 |
それでは、高性能な機器を設置している施設であればどこでもしっかりとした検査が行われると思われますか? |
A2 |
答えは「NO」です。
MRIの画質を決定する要素の中で最も大切な事は、検査を行う技師が機器に精通し、最適な条件で撮像する事です。検査を行う技師が最適な条件を理解していなければ、どんな高性能マシーンでも宝の持ち腐れになってしまいます。
また、MRI検査には様々な撮り方があり、検査の目的に応じて適切な撮り方を選択しなければなりません。これができなければ、決して理想的な検査を行う事はできません。
当方にはMRIに特化した技師を配置し、画像診断医と連携して常に画質向上に努め、そして目的に合った理想的な検査を行うために日々努力しています。 |
Q3 |
医者であれば誰でもMRI画像を読影できると思われますか? |
A3 |
残念ながら答えは「NO」です。
先ほども述べましたが、MRI画像には色々な種類のものがあり、その解釈は非常に複雑です。それぞれの専門領域に関してはかなりの読影能力をお持ちの先生もいらっしゃいます。しかし、画像の中にはその先生の専門領域以外の部分も写っている事があります。そのような場所に偶然病変が存在した時に、それを見落としてはいけません。また、どんな優秀な医師でも人間ですので、完全ではありません。そこで、当方ではできるだけ見落としの無い様に、各専門の医師と画像診断医が画像をダブルチェックしています。 |
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アレックスでは的確な検査、正確な診断が行えるように、MRI装置、検査技師、読影体制を整えています。
そして、患者様の一日も早い日常生活やスポーツへの復帰をサポートします。 |