MRIはとても安全な検査ですが、いくつか注意事項があります!! |
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金属の持ち込みについて |
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磁気を使って検査をするため、金属を持って検査室に入った場合、金属が飛んでいってMRI装置にくっついてしまうことがあります。大きなものでは、怪我や機械の故障につながる恐れもあります。また、金属による画質の低下が起こってしまうため、基本的には検査室に入る際には全ての金属類を取り外して頂きます。 |
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金属の吸着事故
車いすがMRI装置にくっついてしまっています!! |
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★ 当方では、検査を受けられる際に、必ず下記のものを取り外して頂きます。 |
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A |
体内金属について |
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体内金属はその場では取り外しができませんので、MRI検査が可能かどうか事前に確認する必要があります。手術で体内に金属制のものが留置された、事故などで誤って体内に入り込んでしまったものがある場合には、必ず主治医や看護師に申し出て下さい。そこで、もし危険と判断された場合には検査ができない事があります。また、危険性は低いと判断された場合は様子を見ながら検査を行う事もありますが、少しでも異常を感じた場合にはその場で検査を中止しますのでご了承下さい。
(体内に留置された金属・機器の例)
⇒ 心臓ペースメーカー(不可)
脳動脈瘤クリップ・コイル(要確認)
血管内ステント(要確認)
歯科治療の取り外しが出来ないもの(可)
磁石で付ける義歯や義眼(要確認)
骨折治療の為の金属、人工関節(要確認)
子宮内避妊具(可)
人工内耳(不可)
その他 |
B |
ペースメーカーについて |
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当方ではペースメーカーを挿入されている方のMRI検査は施行しておりません。 |
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近年、MRI対応可能なペースメーカーが発売されました。しかし、このMRI対応のペースメーカーでも、日本医学放射線学会(JRS)、日本磁気共鳴医学会(JSMRM)、日本不整脈学会(JHRS)が共同で作成した施設基準を満たさないと検査ができません。
当方は、この施設基準を充分には満たしていないため検査を行う事はできませんのでご了承下さい。
* 詳細につきましては下記学会のホームページをご覧ください。
日本医学放射線学会(JRS)
http://www.radiology.jp/
日本磁気共鳴医学会(JSMRM)
http://www.jsmrm.jp/
日本不整脈学会(JHRS)
http://jhrs.or.jp/ |
C |
刺青について |
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刺青が入っている場合、刺青に使用される色素の成分に金属が含まれている事があり、変色したり、やけどをする恐れがあります。最近、良く施されている眉やアイラインのアートメイクも、色素によっては金属が含まれている事があります。刺青やアートメイクを施行されている方は、MRI検査が予定された段階で必ず医師または看護師へお申し出下さい。
もし、安全性が確認できない場合には検査ができない事もありますので、ご了承下さい。 |
D |
妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある方 |
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現時点では、MRI検査の胎児に対する安全性はしっかりとは確立されていません。特に妊娠初期(受精〜器官形成期)は色々な影響を受けやすい時期であり、MRI検査も行うべきではないと考えます。また、安定期に入っても絶対に大丈夫という保証は全くありませんので、当方では基本的に妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある場合には検査は行わない方針です。
妊娠中もしくは妊娠の可能性がある場合は、必ずお申し出下さい!! |
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2014/2/28 |