シンスプリント

シンスプリントとは?

スポーツ界では新入生に多発するため「素人病」と認識している方もおり、症状を言い出せない選手も多いようです。症状は硬い路面でのランニングや過度の跳躍動作により誘発されるすね内側の違和感や痛みです。陸上、バスケット、サッカーなど走る量の多いスポーツ選手に好発します。

シンスプリントの重症度分類

治りの早い一般型と治りの遅い重症型に分けられます。

一般型

ふくらはぎ内側の骨の縁もしくは骨の後ろ側の筋肉の痛みがあり、蹴り出し動作での痛みが出現します。

重症型

ふくらはぎ内側の骨の縁もしくは骨の縁より前面に痛みがあり、踏み込み動作で痛みが出現します。

診断方法

痛みの部位と痛みを誘発する動作を確認します。 画像検査ではレントゲン、超音波画像診断、MRIを行います。レントゲンでは異常所見を認めることはありません。画像診断では疲労骨折との鑑別が大切で特にMRIが有用です。

一般型(この画像では明らかな異常所見なし) 重症型(脛の骨内に信号変化)
一般型では脛骨の内側を中心に骨膜と言われる骨の表層と周囲の筋肉に異常信号を認めることがあります。重症型では骨髄(骨の中心部)に異常信号を認めます。

シンスプリントは症状での分類

Waish分類

grade Ⅰ・・・運動後にのみ疼痛(痛み)がある。
grade Ⅱ・・・運動前後に疼痛があるがスポーツ活動に支障はない。
grade Ⅲ・・・運動前中後に疼痛がありスポーツ活動に支障をきたす。
grade Ⅳ・・・疼痛が強くスポーツ活動は不可能

GradeⅢ以上になると運動を休止する必要があります。

治療(スポーツ復帰までのリハビリテーション)

一般型:復帰までの期間は2週間とされています。一般型の原因には偏平足や足の筋力不足などが挙げられるので、治療では足の筋力トレーニングやテーピング、インソールなどを行います。

重症型:復帰までの期間は2~3か月(4週間の運動中止)とされています。重症型の原因には下半身の柔軟性の低下や下半身全体の連動性の低下などが挙げられます。治療では下半身のストレッチや動作改善を目的としたトレーニングを行います。

[参考文献] 八木茂典:下腿スポーツ外傷と障害.スポーツトレーナーマニュアル.改訂第2版.南江堂.

AR-Exグループ クリニック