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                              |  |  | フォルクマン拘縮 |  | ふぉるくまんこうしゅく |  |  |  |  
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                              |  上腕骨顆上骨折に合併して起こる事が多い。 
 初期症状:
 痛くて手が伸ばせない
 他の人に手を伸ばされると痛みが強くなる
 腫れている
 手指の感覚がない
 
 後期症状:
 手首が曲がったまま伸びない
 指が曲がったまま伸びない
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                              | 前腕部におこる拘縮をフォルクマン拘縮といいます。 骨と筋膜によって囲まれている領域には、筋肉・神経・血管などが存在し、その領域の内圧が何らかの原因によって上昇した場合、血行障害や神経障害をきたし、筋肉の機能不全や壊死がおこり、筋麻痺が出現し、手の変形を伴う虚血性の拘縮が生じます。
 原因としては、上腕骨顆上骨折に伴う外傷性の筋肉内出血、浮腫(むくみ)、外的圧迫や絞扼(ギブス包帯や圧迫包帯固定)に合併して起こると考えられています。
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                                          | 初期 |  | 筋膜切開にて除圧する |  |  
                                    | 拘縮が生じてしまった症例では・・・ |  
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                                          | 物理療法・徒手療法 |  | 筋肉の過緊張を和らげ、関節の可動性改善を図る |  
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                                          | 運動療法 |  | 筋肉を柔軟にし強くする |  
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                                          | 機能障害が高度な場合 |  | 手の専門医への紹介・手術 |  |  
                              | フォルクマン拘縮は、病態が完成されてしまうと、不可逆的な機能障害を残すことになり、患者さんの将来にとっては大きな問題となります。 そこで、重要なのは予防です。疑われる症状が出てきたときは拘縮が完成する前に対応することが肝要です。
 激しい疼痛や激しい腫脹等の症状が確認できたら、なるべく早く専門医にご相談ください。
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