ゴルフ肘に対する新たな治療法が登場

スポーツ整形外科業界では、診断方法やリハビリテーションの発展、手術機械の進化に伴い、治療が困難とされていた疾患に対し治療法が確立するようになり、復帰までの期間を短縮することが可能になってきました。なかでも、ゴルフ肘、テニス肘に代表される腱(スジ)の痛みは、長年にわたり治癒が困難とされてきた領域です。今回、この問題の解決を期待される医療機器『TENEX ®︎』での治療が、日本で認可されたことを受け、いち早く導入した治療、リハビリテーションを2021年12月より開始しています。

この治療法は、炎症組織の除去や痛みの原因となる神経、変性した組織を除去することで、痛みの除去と組織の再生を可能にします。傷は3mm程度で局所麻酔を実施。侵襲が少ないことと、入院の必要がなく日帰りで完了することが利点となります。アレックスでは、リハビリテーションからスポーツ、日常生活への復帰までを患者さまに寄り添いながらサポートします。

『TENEX ®︎』治療は、ゴルフ肘やテニス肘(肘外側・内側上顆炎)のほかに、アキレス腱炎、足底腱膜炎、ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)、肩石灰沈着性腱板炎などの疾患で有効とされる報告があります。この治療法によってスポーツ整形外科において長年の課題であった腱付着部(スジ)疾患の解決につながる可能性があり、アレックスでもその領域における効果測定も行なっていきます。


米国では2011年に使用開始。日本では2021年に認可


治療機器の原理は超音波振動によって組織を破壊して、変性した組織(病変部位)を先端から吸引していきます


長年肘の痛みに悩まされたハイパフォーマンスな選手が今回の新たな治療法を実施しました

〜TENEX ®︎治療実施施設〜
医療法人アレックス AR-Ex尾山台整形外科 東京関節鏡センター
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