体外衝撃波治療とステロイド注射を併用し症状が改善した足底腱膜炎の症例
治療前の状態
65歳 男性
診断名:左足底腱膜炎
主訴:歩行時の左踵の痛み
現病歴:2017.5月頃から踵の痛みが出現した
2017年7月長野整形外科クリニックを受診。上記診断をされ、リハビリや装具療法を施行したが、症状が改善しなかった。
2018年4月4日体外衝撃波治療のため一般外来から難治性疼痛外来へ紹介となった。
足底腱膜炎の治療
画像検査(MRI)左踵の足底筋膜付着部と踵骨の高信号(白い)
体外衝撃波治療5回、ステロイド注射1回実施
症状(主訴) |
歩行時痛 (VAS mm) |
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4月4日 | 左足に体重をかけると痛い足を引きずってしまう | 72mm |
4月18日 | 前回治療後から痛みが戻った | 63mm |
5月2日 | やや痛み戻った | 45mm |
5月30日 | 前回治療後から歩いてもあまり痛くない | 23mm |
6月20日 | 荷重してもほとんど痛みなし | 0mm |
MRI画像の変化
治療前 4月4日 |
治療後 7月11日 |
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体外衝撃波治療とステロイド注射を併用することにより、1年以上続いた痛みが約2カ月の治療で疼痛が消失し、約3カ月時点で病変部分の組織修復が確認された。