第3回土橋トレーナーによる運動連鎖塾

 2019年11月24日早稲田大学所沢キャンパスで第3回運動連鎖塾研修会が開催されました。法人内の各施設に隔週でスポーツ選手や運動連鎖に特化したリハビリテーション外来を行なっている土橋恵秀トレーナーに講師をして頂きました。長野整形外科クリニックから篠塚真充、上田整形外科内科から小林亮太、佐久平整形外科クリニックから久保大輝、都立大整形外科クリニックから斎藤広志、明大前整形外科クリニックから初谷明哉、尾山台整形外科クリニックから糸川京佑、さいたま整形外科クリニックから茂木英明が参加しました。
 今回は早稲田大学野球部1年生の筋力測定の見学と測定の体験、測定に関し、早稲田大学スポーツ科学部講師平山准教授に「測定を行う目的」「測定から得られる情報の解釈の仕方」について講義をして頂きました。

 測定を行う目的として、PDCAサイクルを回し継続的な改善・強化を行う。また勝敗や競技成績では、体力トレーニングの結果を知ることができないため定期的な筋力測定を行います。
 筋力測定結果の解釈として、速度優位タイプ、力優位タイプ、もしくは中間のバランスタイプに分けることができ、運動特性として必ず力―速度関係にあります。瞬発的に力を発揮するのが得意な速度優位タイプ。ゆっくりでも重量を動かすことのできる力優位タイプ。このように測定結果からタイプ分けをすることができます。運動は、ゆっくり動く場面もあれば、早く動かなければならない場面もるためバランスタイプが良いとされています。そのため各選手の得意、不得意を判断し、運動プログラムを立案することが重要です。
 私たち、理学療法士としても個々の体力・パフォーマンスを評価し、より良いリハビリテーションを提供できるよう研鑽してまいります。
  
 当グループでは2019年4月からアレックス脊椎クリニックを除く7施設で土橋恵秀トレーナーと担当理学療法士によるリハビリテーション『スポーツ運動療法』を提供しています。『スポーツ運動療法』ではスポーツ傷害の根本解決を目指し、効率のいい関節運動(運動連鎖)へのアプローチや間違った運動パターンに対する指導を行っています。各施設日程が異なるため、興味のある方はお近くの施設へご連絡お願い致します。