第5回アレックス整形外科Webinar

2021年7月10日に横ラインチーム主催の第5回アレックス整形外科Webinarが開催されました。今回の講師は江戸川病院の岩本航先生(整形外科医)と我妻浩二先生(理学療法士)をお迎えし、「拘縮肩における医師とリハビリスタッフとのコラボ治療の実践」をテーマにご講演いただきました。
 
江戸川病院では医師とリハビリスタッフの「コラボ治療」が盛んに行われています。
医師とリハビリスタッフのコラボ治療とは医師とリハビリスタッフが共通した病態理解のもと問題となる組織に対して、医師の注射やリハビリスタッフの理学療法などを組み合わせて最善の治療を行うことです。
 
近年、運動器疾患の治療では超音波画像診断装置が使われるようになり、岩本航先生・我妻浩二先生は超音波を用いたコラボ治療というテーマで、学会などでシンポジストとしてご講演されている先生方です。
超音波画像は目的とする組織の損傷部位や組織の動き・硬さを評価することができます。超音波画像を用いることで医師とリハスタッフが共通した理解で治療することができます。
今回は拘縮肩(肩関節が硬くなり動かなくなる)におけるコラボ治療の実際を治療コンセプトや治療方法を交えて講演していただきました。
医師とリハビリスタッフのコラボ治療で重要なポイントは共通した理解で治療を行っていくことです。そのためには言葉の定義や共通言語が重要であり、お互いが病態を理解して共有することが重要であると学びました。
 
当法人でも医師とリハビリスタッフのコラボ治療を実践しています。
今回の研修会で学んだことを臨床で活かせるように精進して参ります。