腰痛運動療法セミナー
平成29年12月3日(日)に早稲田大学東伏見キャンパスで行われた「腰痛運動療法セミナー」で、「筋・筋筋膜性腰痛」について学んできましたのでご報告します。
講師は早稲田大学の金岡恒治医師、健康科学大学の成田崇矢理学療法士でした。
腰痛の主な病態は、椎間関節・椎間板・仙腸関節・神経・筋筋膜性と言われていますが、その中の一つである筋筋膜性腰痛は他の病態と混在すると言われており、そのため筋筋膜性腰痛に対するアプローチは重要といえます。
解剖学的に筋膜(facia)は、表層から皮膚・皮下脂肪・浅筋膜(浅いfacia)・皮下脂肪・深筋膜(深いfacia)・筋となっています。
そのため、皮膚レベル・浅筋膜レベル・深筋膜レベルに分けて、どこの組織の硬さがあるか評価を行ってから、各レベルに対する治療を行うことの重要性をセミナーでは強調されていました。
実際の治療場面でも各レベルを分けて細かく評価し治療することで、短時間で適切な結果が出やすくなることが考えられます。
今回学んだことを患者様の治療に応用していこうと思います。