第10回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(10th JOSKAS)参加報告

2018/06/14~06/17にかけて福岡で開かれた第10回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(10th JOSKAS)に参加してきました。
今回でJOSKASは3回目の参加です。
診療放射線技師として各種検査画像と日々接している立場から、検査画像の所見と内視鏡所見をどこまで近づけることが出来るか、という大テーマを持ちつつ、その時々の個人的に関心のあるテーマに関して聴講してきました。

実際に解剖などに携われないコメディカルとしては、解剖の報告には興味がわきます。
2017年の膝の前外側靱帯(ALL:Antelolateral ligament まだ構造物として確定していない)の解剖報告に引き続き、前距腓靭帯(ATFL:Anterior talofibular ligament)、踵腓靭帯(CFL:Calcaneofibular ligament)二分靭帯(Bifurcate ligament)などの報告を聞くことができ、様々なバリエーションがあること、模型の靭帯とは異なる部分が多いことなど、貴重な情報でした。

また医師の教育研修として行われた医療安全の講義は、「医師からみた医療安全」という、日頃自分自身ではあまり考えない切り口の講義だったので大変興味深く拝聴しました。
中でも、医療側の認識と患者さん側の認識の差、あるいは壁とでもいうべきものについてのお話は、インフォームドコンセントの意味を考え直す機会になりました。
これらの内容を少しずつでも日々の業務に活かしていけるよう、努力していきたいと思います。