Nクリニック治療見学

 先日、小尾理学療法士と松岡理学療法士が体外衝撃波治療の研修をしてきました!
 長野整形外科クリニックでは体外衝撃波治療を積極的に行っています。近年、整形外科の治療ではどの部位の痛みにも幅広く衝撃波治療が行われるようになってきています。最近では変形性膝関節症や変形性股関節症と言った変性疾患にも、衝撃波治療が行われるようになってきています。変形性関節症は痛みを減らすためには人工関節手術しかない現状がありましたが、衝撃波治療とPRP (Platelet-Rich Plasma:多⾎⼩板⾎漿)やAPS(Autologous Protein Solution:自己たんぱく質溶液)といった治療と組み合わせることで、手術までいかずとも改善できる可能性が出てきました。当院でも現在、変形性膝関節症や変形性股関節症に対する衝撃波治療を積極的に行っており、この度、変形性関節症に対する治療を高いレベルで行っている大阪府岸和田市にあるNクリニックへ治療見学とディスカッションを行うために訪問してきました。NクリニックではPRPやAPSと体外衝撃波治療の組み合わせのノウハウや衝撃波の照射部位、照射方法等を丁寧にご教授いただきました。
 Nクリニックの中里院長は今回の治療に関する論文も執筆されており、治療の適応やその方法は非常に参考になりました。今回の治療で得た知識を当院での変形性関節症の治療に活かし、患者さんに還元できるよう日々研鑽してまいります。

長野整形外科クリニック
理学療法士
小尾尚貴、松岡 佑紀