研修報告:第17回日本運動器看護学会
学会テーマ:みんなで取り組む健やかな骨へのアプローチ
日時 : 6月3日(土)・4日(日)
第17回となる学術集会のテーマは、上記のように健康な骨づくりでした。
アレックスでは脊椎クリニックの開院に伴い、DEXA測定も出来るようになったこともあり
骨粗鬆症治療が増えてきており、Topixとして非常に興味深く聴講することが出来ました。
2025年問題をはじめ、超高齢化社会において高齢化人口の割合が進むにつれ、健康寿命をのばし以下に健康に生活して行けるかが今後の社会の課題です。
そのための取り組みは多職種が連携・協力し、また患者とその家族が取り組む事が重要です。
その一番の課題であるテーマについて、看護師としてどのような役割をはたしていくべきなのかを考える機会となるテーマで
基調講演やシンポジウムがプログラムされていました。
骨粗鬆症治療で高名な鳥取大学の萩野浩先生や医療法人社団愛友会伊奈病院の石橋英明医師にご講演いただき、
英国ではOLSの介入で骨粗鬆症と転倒を低減した実績があるとのことで、日本でも看護師の活躍が期待されているというお話を伺いました。
また、青年期や女性アスリートの骨粗鬆症により疲労骨折を繰り返すことで選手生命が短命になってしまうなど、
スポーツクリニックであるアレックスとしては予防に取り組んでいかなければならないような講義もありました。
2020年の東京オリンピックや2025年の高齢化社会など、
今後の近い未来での取り組むべき課題を考える貴重な時間となりました。
また、日本運動器看護学会認定の運動器看護師資格を取得することが出来ましたので、
今回の講義や日々の業務の中での課題をテーマに看護研究に取り組んでいきたいと決意を新たにすることが出来ました。
今後もアレックス看護師として活動して行きたいと思います。
看護師 平尾千恵