おおえのき接骨院研修

~おおえのきトータルヘルスケア(おおえのき接骨院)研修報告~
【日程】
平成29年7月22日~8月26日

【参加者】
明大前整形外科クリニック:松崎 忠将、大久保 賀章、白鳥 大地、金子 智明
AR-Ex尾山台整形外科:志保澤 卓成、小林 由弥
都立大整形外科クリニック:本間 早稀
アレックス脊椎クリニック:神長 涼
長野整形外科クリニック:小山 晴樹、櫻井 良輔

【研修施設】
おおえのき接骨院(三重県 鈴鹿市)
代表取締役・院長:大榎 良則













【目的】

・1日平均来院患者数200名で東海地方最大級の接骨院を見学し、整形外科と接骨院での施術、経営の違いを学ぶ。
・当法人との今後の医接連携をより良いものにする。
・接骨院での外傷の対応方法や、超音波画像診断装置を用いた病態の把握、病院との連携などを見学し、柔道整復師として今後の活動に向けて必要な技術、知識を取得する。
【研修内容】
・大榎院長により、おおえのきトータルヘルスケアの説明(会社概要、設立までの経歴、会社理念等)
・施術見学
・被験者として施術体験
・介護施設見学
【感想】
今回の研修では、当法人と医接連携を密に行っている、三重県鈴鹿市にある「おおえのきトータルヘルスケア」に行ってきました。医接連携とは、医師(医療機関)と柔道整復師(接骨院)の連携のことで、互いに連携する事により、情報の共有や症状にあった治療を提供できるというものです。この研修を通して、柔道整復師の在り方や可能性を改めて考えさせられる研修となりました。
大榎院長が掲げた会社理念である「患者様の人生を診る」という言葉のように、おおえのきトータルヘルスケアでは、接骨院やデイサービス、訪問鍼灸リハビリ、住宅介護支援事業所など様々な方向から患者様をサポートできる体制がとれていました。そのサポート体制の中には、手術適応の患者さんを医療機関へ紹介した後もしっかりとフォローができる体制が整っていました。例えば、手術後のリハビリを手術した医療機関に毎回通うのは大変なため、介護保険を使用したデイサービスのような身近な施設でもリハビリができるように工夫されていました。このように患者さんにとっても医接連携は重要であり、当法人も連携をとっている接骨院と今後もしっかり情報の共有をし合い、患者さんにとって最善の治療を提供できるようにしていくことが大切であると改めて感じました。また、治療面でも、院長を始め各スタッフの患者様に対する熱意を感じ、治療から経営面まで一貫して理念を感じることができました。今回学んだ経験などを生かして、今後の活動や当法人内での柔道整復師の活躍場に還元していきたいと思います。