運動器機能解剖学研究所プライベートセミナー「肩関節に対する機能解剖学的運動療法」 参加報告

2024/08/05
理学療法士
依田 好平

2024年8月1日に岐阜県の運動器機能解剖学研究所で開催された「肩関節に対する機能解剖学的運動療法」セミナーに参加してまいりました。
 
本講義では「いかに肩関節の求心性を高める(肩のはまりを良くする)か?」というテーマで座学と実技を交えて行いました。
 

         


肩は痛みや動かしにくさで日常生活に支障をきたすことの多い関節で、当グループにも肩の症状で来院される患者様は非常に多くいらっしゃいます。
 
肩関節は大きな可動性を要求される関節であり、求心位(肩のはまり)が少しでも悪くなってしまうと痛みを引き起こす原因になります。
 
我々理学療法士は、肩関節のどの組織に問題があり、どのような動きが制限されているかをいかに正確に判断できるかということが、質の高い医療を患者様に提供する上で非常に大切になります。
 
肩の症状といっても、患者様お一人おひとりで原因は様々であり、より適切な治療方針を決定するためには、解剖学と運動学を基盤とした機能評価が必須となります。
 
そのため講義では、まず解剖学や運動学の見直しから行いました。
 
実技では参加者同士でペアになり、どのように徒手療法を行うことで、より高い治療効果が得られるかを体感しました。
 
本セミナーは少人数での開催であったので、講師の先生から多くのフィードバックをいただく機会が得られました。
 
今回学んだ治療技術の精度をより高めて、肩の症状でお困りの患者様のニーズに少しでもお応えできるよう研鑽していく所存です。
 
佐久平整形外科クリニック
理学療法士
依田 好平
この記事を書いたスタッフ
理学療法士
依田 好平
理学療法士の依田 好平(よだ こうへい)と申します。
お一人おひとりの病態にあった治療法を提供できるよう日々研鑽しております。
スポーツ障害に悩む学生から日常生活でお困りの高齢者の方まで、今ある身体をより良いものにできるよう、ぜひ一緒に頑張ってきましょう!