平成30年8月4日、5日に国立国際会館で行われました「日本磁気共鳴学会主催第40回MR基礎講座（関西） －中級者対象－」に参加しました。

 

今回の研修では、MR医学を実践する上で必要不可欠な知識習得を目的としてNMRの基礎に始まり、画像法の原理やパルス系列およびハードウェアなどに至る
MR医学の基礎面の構築と、安全性や最新の応用技術なども含めた講義を受けるという内容でした。
具体的な講義プログラムは以下の通りでした。

一日目
・NMRの基礎（スピンと磁気共鳴・緩和・化学シフト・スピン結合）
・MRI造影剤の基礎と概要
・RFパルスとフーリエ変換・ハードウェア（磁石とコイル・各種コイルの活用法）
・安全性
・画像法の原理（勾配磁場とｋ空間・画像コントラスト）

二日目
・GE、高速SE、EPI法
・反転パルス、飽和パルスを用いた画像法
・脂肪抑制・パラレルイメージング
・アーチファクト
・流れと動き（MRA)
・拡散画像
・MRスペクトルスコピー

2日間に渡りMRIの基礎内容を学びました。基礎と銘打ってありますが、MRI装置のことを熟知していないと理解できないような内容や数学的・物理学的な知識が
必要な講義など様々でした。日々のルーチン検査だけでなく新たな撮像方法を検討する為には更に知識を付けていく必要があると痛感致しました。
今回の研修を生かし今後の業務に生かしていきたいと思います。

(AR-Eｘ尾山台整形外科　放射線科　山田直佳）