第2回長野新人触診技術研修会 ~脊柱~

2019/07/04

開催日:2019年6月23日(日)
場所:上田整形外科内科
講師:小林諭史理学療法士 安田達哉理学療法士(AR-Ex上田整形外科内科)
研修内容:触診技術(脊柱) 


 6月23日(日)に上田整形外科内科で第2回触診技術研修会が開催されました。参加者は、佐久平整形外科クリニックから大森美暉、小田原拓海、依田好平、上田整形外科内科から有川獏斗、栁澤孝輔、小林幸平が参加しました。
 触診とは体表から皮下にある骨や靭帯、筋肉などを触る技術のことです。今回は脊柱(背骨)の触診で、脊柱の骨や筋肉・周辺組織を正確に触知できようになること、解剖の知識と脊柱を要因とする痛みのメカニズムの理解を目的に行いました。
 座学では、脊柱の解剖の確認と脊柱とその周囲の組織に多い箇所の痛みに対する考え方を復習しました。実技では見本にそって、目印となる頸部・腰部の骨から触診しました。頸部や腰部で神経の症状を確認するポイントを実際に押して確かめることや、腰部で疼痛の原因となりやすい関節や筋肉の触診も行いました。講師の先生方には自分たちの触診の正確さを確認していただき、触診する際のポイントや治療への応用方法を学びました。
 臨床でも腰痛の患者さんは多くいらっしゃいます。その症状は様々で病態をとらえることが難しい場合もあります。そのため、どこが痛みの原因となっているのか、痛みのある部分やその周囲で何が起きているのかをとらえることが、病態の理解につながります。病態を把握することは的確な治療につながるため、今回の触診研修会は非常に勉強になりました。今後もより一層の理解を深め、触診技術の向上を図り、患者さんに還元していきます。

 
[文責]
AR-Ex佐久平整形外科クリニック
理学療法士 大森美暉 小田原拓海 依田好平