2019年度アレックス看護師技能研修


今年は6月8日・9日の2日間で横浜はまぎんホールビィアマーレにて開催された

『第19回日本運動器看護学会学術集会』に看護師で参加致しました。

 

今回のテーマは「伝わっていますか?運動器外傷後を支える看護」です。

事故やケガ、故障等で運動器の外傷を負った患者にとって「今まで行えていたことができなくなること」を受け入れることは簡単なことではありません。

そのような患者をどのような形で看護師として支えていくかをテーマに、医師や看護師、日本運動器看護学会認定看護師(JSMNC)、理学療法士の方の発表、
脊椎損傷になったことをきっかけに車いすバスケット選手として活躍されている選手の講演など盛りだくさんの講演で
看護師としてどのような形で患者を支えていくことができるのか、患者の気持ちをどのように理解することが必要なのか等をじっくりと考える時間となりました。

当院でも入院患者に対し、PTによるオペレーションカンファレンスや電子カルテでの患者情報の共有、多職種との連携は行われておりますが、
医師やPT、外来Nsの患者との長期間な関わりと比較し、病棟看護師は短期入院中心のため入院中の短期間の関わりしか行えません。
そのため、必要な情報や患者のキャラクターや背景などを入院後に発見することもあります。

そのような環境の中、運動器の外傷を短期間の入院中に支援していくために、患者の現在の身体的・精神的な段階や変化を多側面から知り、
より密に多職種と連携した上で看護介入を進め、退院後の生活で少しでも不安なく過ごせるよう、患者一人一人に合わせた支援が重要であることを、
今回の2日間の学会を通じ再認識し、考えることが出来ました。
 
患者様を第一に考えた看護を提供できるよう看護部一同頑張っていきますので
今後とも看護師一同よろしくお願い致します。

 

報告者 尾山台整形外科 病棟看護師 石田萌子