第42回日本整形外科スポーツ医学会学術集会(JOSSM)

9月16日~18日に第42回日本整形外科スポーツ医学会学術集会(JOSSM)に当法人のスタッフが参加してきました。
今回は3演題(口述1題、ポスター2題)の発表を行ってきました。


目次

投球障害肩におけるMRI画像と症状の関係:林英俊

投球障害肩におけるMRI画像と症状の関係について口述発表を行いました。

ソフトボール選手に生じた肩関節hidden lesionの1例:平田正純

超音波検査が診断・治療に有用であった症例についてポスター発表を行いました。

超音波検査装置を用いた腰部多裂筋における姿勢間の筋厚変化:小林久文

今回は超音波検査装置を用いた腰部多裂筋における姿勢間の筋厚変化、という演題でポスター発表を行いました。腰部多裂筋(背骨の横に存在する背筋の1つ)は、腰痛と密接な関係があると言われています。研究では腰部多裂筋が寝た姿勢や立った姿勢、前にかがんだ姿勢、反った姿勢でどのように筋の厚さが変わるのかを検証しました。私は腰痛の評価においてどんな動作が痛いか、どこが痛いか、硬いかだけでなく、動作時に組織はどのような反応をしているのかという点をもっと客観的に捉えていくべきであると考えています。それによって的確な運動療法の提示や徒手療法を行う事が出来るのではないか、またリハビリテ―ションを発展させるためにも必要だと考えています。

まだまだ理学療法に直接的に生かす事はできませんが、理学療法において超音波評価は有用であるという医学的根拠を築けるよう、引き続き研究に取り組んでまいります。

ポスター発表風景

学会に参加した法人関係者と記念撮影