「現場でできる医療英会話」研修報告

「現場でできる医療英会話」研修報告
 
アレックス脊椎クリニックの理学療法士の勝又哲です。
2019年6月21日(金)、28日(金)に木村英子さんを講師として医療現場で使用できる英会話の研修をアレックス脊椎クリニックで実施しました。
 
去年、私は海外旅行をし、ある程度英語が通じたと勘違い。
いざクリニックでの臨床で外国人患者さんと話した際に、英語が全くでず…
「こういうとき英語でなんて言うんだっけ?」
「単語がうかんでもこれで本当に通じるのか?」となかなか会話も進まない、そんな経験をし、改めて英会話の重要性を再認識しました。
 
来年、2020年にはいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。日本に居住したり、観光などで訪問する外国人は年々増加しており、外国人に触れ合う機会は確実に増えていきます。
 
最近では医療現場においても外国人患者さんを受け入れる機会が増えていますが、外国人患者さんの中には、多少日本語が話せる外国人であっても、痛みが強いと不安も強く、症状や思いをうまく表現することが難しいことがあります。それにより、外国人患者さんの状態がしっかりと把握できていなかったり、治療の意図や方法が十分に伝わらなかったりするケースが多いです。
 
今回の研修内容は、外国人患者さんが安心して診療を受けるために必要な受付、診察、リハビリの場面設定での簡単な一般英会話と、アメリカの習慣や文化の違いを考慮したコミュニケーション力と表現力を学びました。
さらに、場面別のロールプレイ練習では、リハビリの場面を中心に症状の把握、運動の指示等の練習を行いました。
 
 
以下は研修参加者の感想です。
 
【勝又】
今回、医療現場で使用できる英会話講習を受けて、こんな簡単なワードで通じるのかと再認識しました。外国人を前にすると緊張してしまい、十分な会話ができないこともありましたが、今回の講習で少し自信がつきました。コミュニケ―ションが十分に取れない事は、患者と理学療法士ともにリハビリへの不安感を引き起こし、互いに満足なリハビリとならないので、安心して満足いく治療を受けることができるように今後も英会話を練習していきたいと思います。
 
【安部】
高校や中学校で学んだ英会話とは違い、臨床で使える実践的なものを学ぶことができ、とても有意義な時間を過ごせました。
実践しやすいよう短くシンプルなセンテンスであったため、自分が受け持っている海外国籍の患者様にもすぐに実践することが出来ました。
とても楽しく勉強することができ、海外の患者様への対応の苦手意識が緩和されました。また、次回の開催があればぜひ参加したいです。
 
【市川】
英会話の勉強会に参加させていただき、今まで英語のみの患者様対応に不安を抱えていましたが、少し解消することが出来ました。
今回の勉強会は受付、問診、診察、リハビリと流れに沿って使われるであろう英会話を学ぶことが出来たので、とても実りある時間になりました。
今後は積極的にコミュニケーションを取り、より一層英会話を身につけていけたらと考えています。
 
【菊池】
外来で問診や患者さんとのコミュニケーションをとる際に英語は不可欠と考えるが、流暢な英語を話すことは難しいと感じている。
今回英会話のレッスンを受けて、簡単な例文を応用し、こちらからも歩み寄ることで患者からの親しみやすさは増すと思った。日常でも使える言葉を学びとても有意義な時間だった。
 
【岡部】
英会話のセミナーに参加して、クリニックで海外の方に対応する時の英語を学ぶことができました。こんな時に何て言ったらいいのだろうと考えて言葉が出ないことがありましたが、今回のセミナーを通じてそのような時の英語表現を学ぶことができました。
 
【瀧北】
英会話の講習を受けさせて頂き、臨床で必要な会話スキルを学ぶことができ、とても勉強になりました。実際に外国の方がいらっしゃった際に講習会で学んだ知識を活かし、これまで問診を取る際やトレーニングを指導する際に難渋していたコミュニケーションを容易に取ることができ、自信に繋がりました。今後も、講習会で学んだ事を臨床上で活かしていけるよう日々精進して参ります。