柔道

2024/04/05
#柔道

柔道は非常に接触の多いスポーツであり、怪我のリスクが高いとされています。柔道の怪我の一般的な例には以下が挙げられます。

肩関節の脱臼や亜脱臼

柔道では相手を投げたり、投げられたりする動作が多く、その際に肩に強い負荷がかかることがあります。また、肩から落下することがあります。これによって肩関節の脱臼や亜脱臼が起こる可能性があります。

肘関節の靭帯損傷や脱臼

柔道の投げ技や関節技によって、相手や自身の肘関節に負荷がかかり、捻挫や脱臼が起こることがあります。特に肘が伸びた状態で肘関節に負荷がかかると肘関節の靭帯を損傷しやすいです(例:肘関節内側側副靭帯損傷)

手首や指の捻挫や骨折

相手を投げる際や寝技で相手を制する際に、手首や指に急激な負荷がかかり、捻挫や骨折が起こることがあります。道着にかけた手が引っ掛かり、手指骨折を起こしてしまったケースがあります(骨性マレット)

膝関節の捻挫や十字靭帯の損傷

投げ技や寝技の際に、膝に不自然な負荷がかかり、膝関節捻挫や前十字靭帯の損傷が発生することがあります。膝関節の疼痛や腫脹が認められた際は、精密検査を必要とします(MRIにより確定診断されます)

頭部外傷

柔道では投げ技を受けたり、マットに頭を打ったりすることがあり、これによって頭部外傷が発生することがあります。軽度の打撲から、重篤な脳震盪までの幅広い症状があります。

これらの怪我を予防するためには、十分なウォーミングアップやストレッチ、適切なトレーニング、技術向上のための練習が必要です。そして、怪我が発生した場合には、速やかに医療専門家の診断と治療を受けることが重要です。