スポーツ別 症例紹介

外側半月板縫合術後にスポーツ復帰した陸上中距離ランナー

4月から、陸上競技部のAR-Ex Medical Asistant:AMAが開始されました。右膝外側半月板損傷の診断を受け、半月板切除術後に復帰した陸上中距離種目(800m・1500m)選手を紹介します。
基本情報
性別:男性
年齢:18歳
競技種目:陸上800m・1500m
診断名:右膝外側半月板損傷
術式:右外側半月板切除術
現病歴
2024年2月    ランニング練習後に右膝外側の疼痛出現
2024年5月8日  練習負荷が増加すると症状出現するため当院久保医師受診
          画像より右膝円盤状半月板がみられ、外側半月板損傷と診断
2024年6月11日  外側半月板切除術施行
2024年6月13日  退院
2024年7月25日  ランニング開始
2024年8月  7日  合宿参加
2024年9月26日  疼痛なくfullでランニング可
2024年10月6日  日本体育大学陸上競技記録会 800m出場
理学所見
リハビリテーション
術後1週
・大腿部relaxation
・膝関節可動域訓練
・下腿パンピング
・内側広筋セッティング
・hip lift
・荷重練習

術後5週
・大腿部relaxation
・内側広筋セッティング
・スクワット
・ランジ
・カーフレイズ
状態チェック:日本体育大学健志台キャンパス
以下の項目を確認しました。今回は実施しませんでしたが、ポケットエコーにより関節の状態を確認することも可能です。

・疼痛評価
・腫脹/熱感の確認
・パフォーマンス確認

状態を確認した後に監督、指導者へ状態の報告と医療情報の提供を行いました

 


今後も試合が続くため、引き続きフォローしていきます。