スポーツ別症例紹介
クラシックバレエ

症例紹介
年齢:18歳性別:女性
主訴:運動中や運動後の痛み・痺れ
現病歴:
2023年11月末クラシックバレエのレッスン中にジャンプの着地に失敗し受傷。
他院受診、右足関節外側靭帯損傷と診断し、リハビリ開始。
疼痛軽減するも残存するため、2024年4月大学進学のため引越しとなり当院受診。
画像所見
【レントゲン】明らかな損傷なし
【MRI】前距腓靭帯損傷

【超音波検査】浅腓骨神経周囲の腫脹

治療内容
神経周囲に炎症を認めたため、神経周囲の滑走性改善と足関節の不安定性改善のため筋力強化を目的としたリハビリを実施し、セルフケアを指導。1ヶ月経過時点で痺れ・痛みが軽減したため、スポーツ復帰向け患部外を含めたトレーニングを実施。現在、普段やっているセルフトレーニングのフォームをチェックし通院なしで自身で経過観察中。
最後に
今回はクラシックバレエ復帰を希望する選手の紹介をしました。クラシックバレエの競技特性上、下半身(特に股関節・足関節)を痛めることが多いです。
足関節捻挫(足関節外側靭帯損傷)は、一般的によく起こる怪我で軽く見られがちですが、痛み自体は早く軽減する一方、足関節の不安定感が残存することがあります。
そのままの状態で競技に復帰すると捻挫の再受傷などリスクがあるためリハビリが大切です。
引き続きクリニックと連携をとり、選手の早期復帰に向けてサポートをしていきます。