足底の中央に痺れを伴った足底腱膜炎症例

基本情報

年齢/性別:46歳/女性
仕事:主婦
運動:バレーボール
主訴:立っているだけで痛い
 

現病歴

2019年8月頃から右足底中央に痛みが出現しました。
他院受診し注射を打ち症状軽快傾向であったが12月にバレーボールを行い
踏み込んだ際に痛みが増悪しました。
初診時は足底中央に痺れ、歩行時の痛みがあり
体外衝撃波目的で当院受診しました。
 

画像所見


レントゲン

矢印:踵骨骨棘あり

治療前 MRI

矢印:踵骨下脂肪体の高輝度変化(腫れ)
矢頭:足底腱膜内の高輝度変化(腱の腫れ)

治療後 MRI
矢印:
踵骨下脂肪体の高輝度変化(腫れ)が軽減
矢頭:
足底腱膜内の高輝度変化(腱の腫れ)が軽減

照射部位

①MR検査と超音波検査の結果で照射部位確認
②圧痛と画像所見で照射部位決定
 

まとめ

この症例はリハビリテーションと収束型の体外衝撃波を5回施行しました。
初診時の痛みは10段階中10痛みがあり痺れなども強く踵がつけない状態でした。
初診時からリハビリテーションと体外衝撃波を施行しました。
リハビリテーションでは主に痺れに対し脛骨神経やその分枝である足底神経に対し治療を行いました。
2回目に来院した時は10段階中3痛みがあり軽減しました。体外衝撃波を3回終了した時点でバレーボールに復帰しました。
その後、4回目施行する時には10段階中1に痛みが軽減しました。
最終来院時ではバレーボールの完全復帰も可能となりました。
 

かかった費用

初診時:MRI検査(約6,000円)+診察料
1回目:15,000円(保険適応)
2回目〜5回目:10,000円×5=40,000円(予約料)
合計:約60,000円
*その他リハビリの料金がかかっています。