肩石灰沈着性腱炎に対し石灰乱刺法と体外衝撃波治療を行なった症例
症例紹介
50歳男性で、営業職をしている方です。1年前から明らかな外傷はなく、右肩の疼痛が出現しました。
近隣の整形外科を受診し、レントゲン画像より石灰を指摘され、
毎月1回程の注射をし、様子をみていましたが、症状が改善されず
当法人のAR-Ex尾山台整形外科を受診し、リハビリ加療を開始しました。
その間にも石灰乱刺(吸引)を合計3回施行し、疼痛は軽減してきましたが、
完全には消失しないため拡散型圧力波治療を開始しました。
画像所見
XP
石灰を確認できます。
MRI
MRI上でも部分的に不製像を認めます。
エコー
エコー検査でも不製像を認めます。
治療内容
リハビリ:就寝時のポジショニング指導、可動域訓練注射:エコーガイド下で石灰乱刺(吸引)
使用薬剤(生理食塩水、ケナコルト、キシロカイン)
体外衝撃波治療:拡散型圧力波を3回
照射部位にマーキングをし、その周囲に拡散型圧力波を照射していきます。
まとめ
合計3回の注射(石灰乱刺(吸引))と、3回の拡散型圧力波治療を実施し、NRSで7/10→2/10に症状が改善しました。
治療期間は注射(石灰乱刺(吸引))と拡散型圧力波を合わせて約半年程です。
かかった費用
MRIで6500円注射 約500円前後✕3回分
衝撃波治療予約料11000円✕3回分
合計 約41000円
※別途で診察、リハビリ、処方箋料がかかります。
※3割負担での計算です。