外側上顆炎に対して体外衝撃波と注射治療で症状が改善した症例
外側上顆炎とは
外側上顆炎は一般的にゴルフ肘やテニス肘と言われています。タオルを絞る動作や肘を伸ばして物を持つときに肘の外側に痛みが出ます。
またゴルフのスイングやテニスのバックハンドを繰り返し行うことで発症することもあります。
今回、外側上顆炎の患者さんに拡散型の体外衝撃波を行い経過が良好な患者様を経験したので紹介します。
基本情報
年齢/性別:49歳/男性職業:営業職
スポーツ:テニス(週1回の頻度で行っている)
現病歴
以前からテニスをするたびに痛みが出ていたが、1週間ほどで回復していた。2019年12月末、テニスのプレー中い突然ラケットが降れなくなるほどの痛みが出現。
そのあともテニスを継続していたが、日常生活にも疼痛が出現するようになったため、長野整形外科クリニックを受診。
レントゲン・MRI検査を行い、外側上顆炎と診断。特に腱の変性による症状と考え、体外衝撃波治療を施行した。
画像所見
レントゲン
患部に明らかな骨傷なし
MRI
短橈側手根伸筋腱付着部高輝度変化あり(変性あり)
治療経過
拡散型の体外衝撃波治療を疼痛部位に行い、その周囲の注射による治療を行ったところ、疼痛消失した。その後テニスを行っていたが疼痛の再燃はなく、1ヶ月後の診察で治療終了となった。
かかった費用
予約料:8,250円(税込)MRI費用:約6,000円
合計:約15000円(3割負担計算)
*その他リハビリの代金がかかっています
*長野整形外科クリニックで施行しています。