長時間歩くことが多いことで発症した難治性足底腱膜炎症例
足底腱膜炎とは
足の裏側にある足底腱膜という膜があり、衝撃を吸収するバネの役目をしています。運動や仕事などで足を使いすぎると、この部分に炎症を起こして痛みが出ます。
今回足底腱膜炎の患者さんに拡散型の体外衝撃波を行い症状が改善した患者様を経験したので紹介します。
基本情報
年齢/性別:33歳/男性職業:営業職
スポーツ:無
現病歴
2019年10月頃から仕事で歩行量が多かったからか右踵に痛みが出現してきた。経過観察していたが症状変化しないため、2020年5月さいたま整形外科クリニック受診した。
レントゲン・MRI検査・理学検査を行い、足底腱膜外炎と診断し、特に腱の変性による症状と考え体外衝撃波治療を開始した。
画像所見
レントゲン
患部に明らかな骨傷なし
MRI
腱の周囲に炎症反応あり
腱の周囲と踵骨に炎症反応あり
治療経過
拡散型体外衝撃波による治療を疼痛部位に2週間に1回の頻度、理学療法を1週間に1回の頻度で実施した。4回の体外衝撃波治療実施して疼痛消失したため通院終了となった。
難治性疼痛外来にかかった費用
予約料:11,000円(税込)×4回MRI費用:約6,000円(3割負担計算)
合計:約50,000円(税込)
*実際にはその他診察料・リハビリ料金等の費用がかかっています