痛みを軽減しスポーツ復帰することを目的に、体外衝撃波を実施した腰椎分離症症例(成人)

プロフィール

年齢/性別:30代/男性
運動:野球
主訴:腰を前後に曲げる、身体を捻る動き
 

体外衝撃波施行までの経緯

2019年5月頃から、野球の練習中に左腰部の痛みが出現しました。初診時にブロック注射を行い、身体を捻る動きの際に生じていた疼痛は軽減されました。しかし腰を後ろに反る際の痛みや、野球の練習の際の痛みに変化がありませんでした。痛みに変化が見られないため、痛みの軽減を目的に体外衝撃波案内となりました。
 

画像所見



MRI:L5左側に骨折線を認めています
 

体外衝撃波治療

MRIとCT画像で分離部を確認し、疼痛部の圧痛を確認しマーキング。マーキングした部位をエコーで再度確認し、疼痛部位に対し体外衝撃波治療を実施。
①仙腸関節・分離部+疼痛部位→収束型の体外衝撃波を施行
②左右の脊柱起立筋群→拡散型の体外衝撃波を施行
 

まとめ

この症例は2019年6月から9月にわたり、痛みの軽減を目的に体外衝撃波治療を施行しました。初診時は腰を後ろに反る際の痛みや、体を捻る動きの際に痛みを生じていましたが、回数を重ねるごとに痛みが軽減し、最終的に痛みがなくなり、スポーツに完全復帰しました。