出勤用の鞄を持つと右肘外側に疼痛を生じていた症例

基本情報

年齢/性別:54歳/男性
仕事:営業職
主訴:鞄を持ち上げる動作が痛い
 

現病歴

2019年1月より、特に誘因なく右肘外側に痛みが出現しました。
仕事用の鞄を持つ、肘を曲げる、また趣味で行っているゴルフで痛みを強く訴えておりました。
より早く疼痛を軽減したいとの思いから、体外衝撃波とリハビリテーションを2019年2月より開始しました。
 

画像所見



レントゲン:骨傷なし


MRI : 伸筋腱付着部高信号(+)、滑膜ひだ(+)、関節内水腫(+)
 

照射部位

①MRI検査と超音波検査の結果で照射部位確認
②押したときの痛みと画像所見で照射部位決定

 

まとめ

  手首を手の甲に向かって曲げる、手の指を伸ばす筋肉が肘外側についています。
  筋と骨をつなぐ腱の部分の炎症は体外衝撃波で治療することができます。
  しかし、痛みが改善しても身体の使い方が変わらないと、再び痛みが出現してしまうことが考えられます。
  そこでリハビリテーションを一緒に行うことで
  筋の硬さや、ゴルフを行う際の肩甲骨・胸郭周囲の柔軟性の改善を図りました。

体外衝撃波1回目→照射前に生じていた痛みの半分以下へ減少
     2回目→痛みは軽減、照射後に痛みはほぼ0へ
     3回目→照射前はわずかに痛みあり、照射後は痛み無いため終了へ

  計3回の体外衝撃波、同日に平行して実施したリハビリテーションにより痛みがなくなっています。
  無事、疼痛なく出勤・スポーツ復帰ができています。

 

かかった費用

〇MRI検査(尾山台整形外科クリニックで):約6000円
〇体外衝撃波
 →1回目~3回目(予約料) : 10,000円×3回=30,000円
合計 :約36,000円
*そのほかにリハビリの料金がかかっています。