左肘の外側に痛みが生じ体外衝撃波治療を行い治癒したが、右肘の外側に痛みを誘発した症例
基本情報
年齢/性別:56歳/男性仕事:DW
主訴:肘の曲げ伸ばしや物を持つ時に肘の外側に痛みが走る
現病歴
2020年4月下旬から誘引なく右肘の外側に痛みが出現した。半年前くらいに左肘の外側が痛くなり、左肘をかばった原因で右肘に負担がかかり痛みが出現した。
以前の左肘の症状と類似していたため、体外衝撃波治療希望で当院受診した。
画像所見
レントゲン画像
MRI
黄色矢印:短橈側手根伸筋腱付着部の腫れを認める。
照射部位
①MRIと超音波診断装置で照射部位をマーキング②再度、圧痛(押しての痛み)と超音波診断装置によって撮像した画像を基に照射部位を決定
まとめ
この症例は、主に自宅でのエクササイズ(腕立て伏せなど)を行っている症例です。お仕事はデスクワークでパソコン作業を行なっています。
ご自宅でのエクササイズを行うと痛みが出現するため受診しました。
受診した日は、手首を上に返す動作で痛みが出現しました。
痛みの程度としては10段階で痛みを表し、10が1番痛みが強いとすると初診時は5.6/10でした。
拡散型の体外衝撃波治療を行い、痛みが2/10に軽減しました。
2週間後に再度来院していただき、2回目の体外衝撃波治療を行いました。
その際の痛みの程度としては、3.5/10と前回来院した時より軽減していました。
2回目の拡散型の体外衝撃波治療を行い1/10と痛みが軽減しました。
再度2週間後に来院していただきましたが、痛みがほとんど消失していたため
その時点で拡散型の体外衝撃波治療を終了しました。
かかった費用
〇MRI検査(AR-Ex尾山台整形外科):約6000円〇体外衝撃波
→2回実施(予約料) : 11,000円×2回=22,000円合計 :約28,000円
*そのほかにリハビリや処置(注射など)の料金もかかっています