症例紹介

64歳代男性で、何日か前にランニングをしていると突然痛みが出現し走れなくなってしまった症例です。
2か月後の東京マラソンに参加する予定なので、参加するために治したいと思い、
明大前整形外科クリニックに受診し、リハビリ加療と共に体外衝撃波治療を開始しました。

画像所見

踵に骨棘を認めます
 

治療内容

リハビリテーション（期間：2か月）
足首のストレッチ、踵上げトレーニング（片足）、足の指のトレーニング、バランストレーニング
→足首の可動域が悪いと足底腱膜に伸張されるストレスがかかりやすくなります。また、足首や足の指の筋力が低下しても、足底腱膜に負担がかかります。また、バランス不良があると足底腱膜が伸張されやすくなるので、スポーツやる方にはバランストレーニングも実施しています。東京マラソンに出場予定であるので、長距離走るための筋力も必要になりますので、筋力強化を行いました。

体外衝撃波治療

拡散型－計6回（週1回）
痛みの強さ－1回目：3/10　　2回目：2.0/10　　3回目：8.8/10　　4回目：1.7/10
5回目：3/10、6回目：0.6/10
体外衝撃波施行しながらランニングを継続していたので、痛みが再発した時もありましたが、
照射後はかなりの疼痛軽減を認めました。

費用

MRI：6500円
体外衝撃波治療：66,000円
合計：72,500円
*別途：診察料、リハビリテーション料

まとめ

足底腱膜炎の疼痛により走れませんでしたが、体外衝撃波の効果により
走ることができ、見事東京マラソンを完走できた患者様です。
ご本人もとてもよかったと満足されていて良かったです。