膝関節には大腿骨と脛骨をつなぐ靭帯が4本あります。そのうち、膝の前方や内側への回旋の動きを制動する靭帯が前十字靭帯(ACL)です。前十字靭帯は急激なストップや方向転換、ジャンプの着地で膝に剪断力が加わった時に脛が前方にずれることを防ぎ、スポーツを行う上で大切な靭帯になります。
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前十字靭帯損傷とは?
前十字靭帯損傷とはスポーツや事故によって自分の意思とは違った方向に関節が強制的に持っていかれたり、地面に着地した時に靭帯が断裂もしくは不全断裂を起こし、靭帯として関節を制動することができなくなった状態です。![](/uploads/ckeditor4/pictures/207520423932/content_ACL2.jpg)
前十字靭帯損傷
関節鏡では膝関節内に太くしっかりした靭帯としてみることができます。前十字靭帯が損傷してしまうと緊張がなくなり垂れ下がるようになることもあります。![](/uploads/ckeditor4/pictures/178311948542/content_ACL3.png)
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この記事を書いたスタッフ
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医師
林 英俊
林 英俊
これまで野球や体操などのチームドクターを務め、さまざまな競技のトップアスリートの治療に関わってきました。この経験を患者さんのために活かしていきます。
ACL(膝前十字靭帯)を中心に、関節鏡を使った内視鏡手術が専門です。手術経験は今まで5000例以上、現在でも年間約100例行っています。競技特性、性別や身体特性を充分に考慮し、なるべく手術をしない保存治療を日々模索しています。
ACL(膝前十字靭帯)を中心に、関節鏡を使った内視鏡手術が専門です。手術経験は今まで5000例以上、現在でも年間約100例行っています。競技特性、性別や身体特性を充分に考慮し、なるべく手術をしない保存治療を日々模索しています。