体操競技は男子6種目(ゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒)、女子4種目(跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆか)を行います。それぞれの種目毎に必要な要素があり、主にゆかを蹴って宙返りするなどの跳躍動作、鉄棒で車輪をするなど懸垂系、あん馬で旋回をまわすなどの支持系の要素があります。
様々な要素があるため、様々な関節へ負担がかかります。男子では肩関節、手関節など上肢のケガが多く、女子は足関節、膝関節など下肢のケガが多いです。また、男女ともに腰部の怪我は多いです。また、体操競技は演技の最後に必ず宙返りなどの終末技を行い、着地して演技が終わります。そのため、着地による怪我にも注意しなければなりません。