基本情報
年齢/性別:42歳/女性仕事:スーパー(体外衝撃波開始直後は痛みが強く休職中)
運動:特になし
主訴:歩くと両方の足底が痛い
現病歴
2018年12月頃 特に受傷機転なく右の足底に疼痛出現した。2019年5月頃 左の足底にも疼痛出現した。
疼痛に変化が無いため、他院受診し『足底腱膜炎』と診断されインソール作成した。
2019年10月下旬 疼痛改善せず、体外衝撃波希望で当院受診した。
初診時は歩くと左右両側共に疼痛出現していた。
2019年12月 左はリハビリで疼痛改善したが、右は疼痛に波があるため体外衝撃波を開始した。
画像所見
レントゲン画像
矢印:踵骨骨棘
治療前 MRI
矢印:足底腱膜の肥厚
照射部位
①MRI検査と超音波検査の結果で照射部位確認②圧痛と画像所見で照射部位決定
まとめ
この症例は収束型の体外衝撃波を3回とリハビリテーションを実施しました。左側はリハビリテーションで疼痛消失を認めましたが、右側は疼痛に波があるため収束型の体外衝撃波を施行しました。
体外衝撃波1回目施行後は、一番痛いときを10とすると痛みが2.2に減少しました。
2回目施行後は、痛みが0.5に減少しました。3回目施行後は痛みが0.4まで減少しました。
体外衝撃波終了後も1ヶ月に1回の診察と、2週間に1回のリハビリを行い
2カ月経過しましたが疼痛憎悪が認められなかったため終了となりました。
リハビリテーションの内容は足底腱膜や足関節のストレッチ、足部内在筋のエクササイズです。
かかった費用
収束型の体外衝撃波治療にかかった費用はMRI検査(約7000円)
1回目:15,000円
2回目~3階目:11,000円×2=22,000円(予約料)
合計:約44,000円
*そのほかにリハビリテーションの料金がかかっています